2016年5月19日(木)
数週間連れ添って、すでに体の一部となった創外固定具を外す日が来ました。
器具は手術によって抜去されます。
同時に手背のピン2本も抜針するので、合計6本のピンを骨から引き抜くことになります。
前日にドクターから手術の説明をうけたのですが、
「局所麻酔を打ちながらの手術になるけど、骨までは麻酔が効かないから、ちょっと痛いかもしれない。」
と、いきなり脅されて少々ビビり気味で手術に臨みました。
前回の手術はベッドごと運ばれたので、天井しか見えませんでしたが、今回は歩いての移動です。
中央手術室と書かれたドアを通過するとまず前室があり、今日の予定が書いてあったり、ちょっとした診察台が置いてありました。
その奥にいくつかの手術室があります。自分は第5手術室だそうです。
手術室まで案内されて、自分で手術台の上に仰向けになりました。
左腕を真横に伸ばされたら、これが痛いのなんの。リハビリでもまだ真横に伸ばしたことがなかったので、3週間ぶりの動作に筋が伸びません。右半身の下に枕を詰めて、体を少し左に傾けてもらいました。
手術は思っていたよりも痛くありませんでした。
痛くなかったとはいえ、ピンを抜かれたときは、奥歯を抜いた時の感覚がよみがえりました。
創外固定具がなくなり、手首がフリーになったら、実は手首も動かなかったことを知りました。
患部の処置をした後、シーネという添え木を腕にはめて完了です。
そう、シーネって要するに添え木のことらしいのですが、実際は樹脂製で腕から手背にフィットするように成形してあって、 「あてる」というよりは「はめる」という感じです。
手術中も、ドクターが色々と話しかけてきてくれたりして、最後までリラックスした状態で手術を終えることができました。
手術が終わり、部屋に戻るとほどなくリハビリの先生が来てくれました。
「1時間ぐらいでまた来るからリハビリしようか。」
て先生、まだ穴ふさがってないんじゃないですか?出血しないんですか?
などという心配は杞憂に終わり、みっちりとリハビリしてもらいました。
しかも、自分で着脱しやすいようにと、シーネをベルクロ仕様に改良してくれました。
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