まさかの転倒

2017年4月26日(水)

この1年間、常に注意を払ってきたのは、とにかく転んじゃいけないということでした。

着替えをするとき。
浴室の中。
段差の上り下り。
等々

いつでもそれなりに緊張して動作してきたつもりでしたが、1年経過して緊張が緩んだか、あっさり転倒してしまいました。

下り坂で前のめりになってしまったのですが、けっこう恐怖でした。
想像してほしいのですが、左腕が体から離れないように胴体に縛り付けて、足元をすくわれる感じです。

あー、だめー!と思いながらも、何も抵抗できません。
左の胸から地面に叩きつけられて、そのまま数回転してやっと止まりました。
瞬間の出来事が、なんかスローモーションのようでした。

倒れながら色々な思いが脳裏をよぎりました。
また鎖骨を折ってたらどうしよう...
もし手首だったら、再起不能かな...

起き上がると、首や鎖骨から胸にかけて、切り傷と擦り傷ができていました。

次の日には筑波大学で検査してもらい、異常の無いことを確認してもらえましたが、大事を取って、しばらくは装具で手首を保護しておくことになりました。

しかし、帰宅してから次第に左上腕が腫れて内出血も現れてきました。
今週予定していたリハビリもキャンセルになりました。

油断大敵とは良く言ったもので、今後はより一層の緊張感をもって行動せねばと思いました。

写真はこちらです。

あれから1年

2017年4月23日(日)

事故からちょうど1年経ちました。今の自分の限界に挑戦と言っては大げさですが、筑波山登山をしてみました。

国道125号線から望む筑波山

振り返ってみれば、長かったようでもあり、短かかったような1年です。色々と貴重な体験もできたし、新たな出会いもありました。失ったものはもちろん小さくはなかったけど、得たものもありました。

筑波山神社

この1年経過の節目に何かチャレンジしたいと思い、筑波山登山をしてみました。

迎場コースと白雲橋コースの分岐

なにせ、運動不足の1年でしたが、最近は運動不足解消に毎日のウォーキングなど始めて、週末は1時間以上歩くように努めています。


で、歩きの集大成と言えば登山だろうと、ちょっと強引なこじつけでしたが、この日に実行に至った次第です。

弁慶の七戻り

ルートは、筑波山神社から弁慶茶屋跡→女体山→御幸ヶ原→筑波山神社という、登り主体のコースにあえてチャレンジしてみましたが、結論から言えば、やっぱり無謀だったようで、頭は酸欠になるわ、脚はちぎれそうに痛いわで、まあ散々でした。

女体山頂上から見る関東平野

格好よく決まったファッションの、山ボーイや山ガールさんたちには物足りないようなコースかも知れませんが、頂上の清々しさや、神社まで戻ってこれた達成感は自分なりに感じることができました。

ケーブルカーのすれ違い場所

復帰まではまだ道半ばであり、道は平坦ではないかも知れませんが、登山のように一歩一歩すすめれば、必ず結果はついてくると思い、今後も焦らずじっくり行きたいと思います。

今回歩いたルートはこちらです。
https://goo.gl/bVCaKf

Googleフォト
https://goo.gl/photos/8rQ6AYQkEGVkr7DbA

神経再建中の免許証更新(1)

2017年4月11日(火)

「腕神経叢損傷の状態で運転免許の更新はどうなるのか?」という疑問を抱きつつも、これまで特に調べもせずにいましたが、ついに免許の更新時期が来てしまいました。

桜の上を離陸していく旅客機

桜も満開だというのに雨でお花見にも行けない残念な週末でしたが、もうひとつ残念なことに公安委員会から免許更新のハガキが来ました。

今までは、更新といっても検査は視力程度だし、申告しなければいけないのは認知症やてんかんだから、自分は関係ないと勝手に思っていました。

しかし、届いたハガキを見ると
7 その他
病気やケガで運転に支障を生じた方又は、生じる恐れのある方はお問い合わせください。
と書いてあるではありませんか。

黙っていれば、何事もなく更新できそうな気もしますが、もしその後に何かで発覚したらと思うと心配なので、ハガキに書いてある通り、運転免許センターの運転適性相談窓口へ電話をしました。そこでのお話を要約すると、

  • 治療に数か月もかかるようなケガをしている場合、警察署では更新できず、免許センターでのみ受け付ける。
  • 一般の人が講習を始める前に適正相談を行い、必要に応じて一時的にであるが運転の条件を付加する場合もある。
  • どんな条件が必要かは実際の所見が必要だが、すぐに免許を取り上げるようなことはない。
また、自分で運転して行っても構わないかと尋ねたところ、応対してくれた担当者個人では良いとも悪いとも言うことはできないが、少しでも不安があれば控える方が賢明だろうということでした。

適性相談も4月は予約が一杯だということで、ゴールデンウイーク明けに適性相談と更新の予約をしました。



近くて遠いレベル3

2017年4月5日(水)

肘が重力に抗して上がるようになってきました。


筋力の評価には徒手筋力テスト(Manual Muscle Test;MMT)というのがあるらしく、次の6段階で評価するそうです。
5(Normal):
運動範囲全体に渡って動かすことができ、最大の徒手抵抗に抗して最終運動域を保持できる。
4(Good):
運動範囲全体に渡って動かすことができ、中等度〜強度の徒手抵抗に抗して最終運動域を保持できる。
3(Fair):
運動範囲全体に渡って動かすことができるが、徒手抵抗には抗することができない。
2(Poor):
重力の影響を除いた肢位でなら、運動範囲全体、または一部に渡って動かすことができる。
1(Trace):
筋収縮が目に見える、または触知できるが、関節運動はおこらない。
0(Zero):
筋収縮・関節運動は全くおこらない。


自分の場合、肘は他動(他人に動かしてもらう)であれば120°程度まで曲がるので、そこまで上がるようになってレベル3なのだそうです。

ついこの間までは、かなり遠い目標に思えていたのですが、かなり現実的になってきました。事故を起こしてもうすぐ1年なので、それまでに到達できるように頑張りたいと思います。

ついでですが、今日のリハビリでも握力を計ったところ、22キロまで回復していました。