栃木県那須塩原市の金乗院へ火祭りを見に行って、あまりの迫力に圧倒されてきました。
那須塩原市の那須波切不動尊金乗院で火祭りを見てきましたが、想像をはるかに超えた荒行に感嘆するばかりでした。
なるべく良い場所を確保しようと早朝から訪れたところ、境内奥で滝行が行われいて、まずはこれにビックリしました。
時間になると全国から集まった修験者のみなさんが法螺貝を吹きながら現れ、縄で結界を張った道場へ入っていきます。
そして、四方に弓矢を放つ「法弓」や「法斧」、「法剣」など清めの儀式を行ったのちにヒノキの葉で覆った護摩段に点火します。
瞬く間に白煙が渦巻いて立ち上ったかと思うと、熱風とともに炎柱へ変化しました。
信徒から集められた、祈願の書かれた護摩が大量に焚かれ、炎は勢いを増すばかりです。
いよいよ、住職による「湯加持」が始まります。まずは熱湯が煮えたぎる釜を笹の葉で勢いよくかき回します。
見ているこちらのお尻が熱くなります。
続いて「松明」が行われました。燃えている松明を袖に通す荒行です。
見ているこちらも熱いのですが、瞬きする暇さえありません。
最後に「火渡り」です。住職が修験者たち一人一人に神通力を込め火の上を渡らせます。
修験者の荒行は以上で終了し、この後は消し炭を左右に避けて一般者の火渡り体験となりましたが、住職は一人一人に念を込めてくださいました。
最後に福引餅まきが行われ、全ての行事が無事終了しました。
初めて目の当たりにした火祭りでしたが、忘れられない経験になりました。
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