2016年7月23日(土)
手術が終わると、待っていてくれた家族と一瞬だけ顔を合わせて、すぐにHCUへ直行します。
と言ってもまだ意識はもうろうとしていて半分寝た状態ですが。
目が覚めた時はすでにHCUでした。もう朝かと思うぐらいよく寝たはずなのにまだ9時過ぎだと聞いてびっくりしました。
看護師さんのいうには、手術の当日は全然眠れず、次の日の昼間に寝ちゃう人が多いとか。まるで前回の手術のときの自分と同じだななんて思ったら、今回も同じでした。
ベッドが柔らかすぎるのか、どうしても腰が痛くなってしまいます。しかも今回は腕を三角巾で吊ったまま仰向けにされています。
極め付けは頭の固定です。首にはコルセット。顔にはヘッドギアのようなものを被せられ、口に酸素マスク。このマスクは耳にゴムが掛けてあるんですが、これがきつくて痛い。で、このヘッドギアを両脇から枕で固定するという念の入れようだったようです。
そんな訳で眠れなくても夜は明けて朝が来てくれます。
朝になるとヘッドギアとマスクを外してもらい、息苦しさからは解放されました。
それから朝ごはんを食べさせてもらい、身体を綺麗にしてもらってから元の一般病棟に戻りました。
戻ると程なくリハビリの先生が来てくれて、入院中は1日2回ずつリハビリする予定だということでした。リハビリで指を動かすと、明らかに入院前よりスムーズで痛みも弱いです。
一般病棟に戻ったとはいえ、左腕は三角巾で固定され、右腕は点滴、両足にはフットポンプが付けられ、首はコルセットという、漫画みたいな格好でベッドに寝せられ、しかも体勢が変わらないよう枕であちこち固定されているのですから、これ以上の不自由はないという感じです。
戻った初日は夜に熱が出て汗ぐっしょりになりましたが、翌朝(術後2日目)には元気も戻り、朝食からははひとりで食べられました。
リハビリの先生から歩行器での歩行練習が指示され、歩行器を使ってトイレに行ったりしました。
夜には最後の抗生剤点滴が終わりました。
術後3日目は、点滴の針がとれ、尿道カテーテルが抜かれました。フットポンプも外されました。つながれていたチューブ類が全部とれたときは、まるで鎖から解き放たれた心持でした。
手術着からTシャツに着替えると、ほぼ平常モードです。ベッドの上でも割と自由に動けます。
もうあとは退院を待つだけといった心境です。
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