私の写真管理方法

2017年7月29日(土)

ときどき、私の写真管理術なんて記事を見つけることがありますが、大抵はQNAPとかDROBOとかのRAID付きNASを使っているパターンが多いです。自分の場合はちょっと違うのでご紹介します。


撮影するのはデジカメやiPhoneです。デジカメはニコンとキヤノンがあって、どちらもRAW形式で記録しています。旅行に行ったときなどは、奥さんのiPhoneも含めて様々なデバイスで撮影しますが、全部まとめてLightroomからパソコンに取り込みます。

iPhoneにはDropboxがインストールしてあるので、家に帰ってPCの電源を入れれば、iPhoneから写真が転送されています。奥さんの保存フォルダは共有してあるので、同じPCに転送されます。なので、この時点でカメラロールは空っぽにします。

Lightroomは、撮影日でフォルダを作ってそこにデータをコピーしてくれます。メタデータにカメラやレンズ名も記録されますが、iPhoneの場合はどちらのが撮影したのか分からなくなってしまうので、撮影日の下に撮影者のサブフォルダを作って移動します。また、撮影日だけのフォルダ名では分かりにくいので、イベント名などをつけ足しておきます。

基本的に撮影中はiPhoneでGPSロガーを起動しているので、ここでログマッチングをしておきます。ログが無い場合は、Lightroomのマップ機能で場所を検索し、位置情報を追加します。また、インデックス代わりにメタキーワードを付加しておきます。

全部のデータの中から良く撮れたものを選んで、フラグを付けるなどして選別し、必要に応じて現像処理をします。一応、「必要に応じて」としましたが、基本的にはどの写真も何らかの現像処理をした方が、写真が引き立つと思います。

現像処理が済んだら、フラグ付きの写真をJPEGに書き出します。書き出すときは、ファイル名を撮影日時分秒に置き換えます。最近のOSなら、撮影日時でソートが出来るようになりましたが、以前からのフローの名残です。

私の写真管理フロー

JPEGはDropboxに書き出すようにして、Macからも参照できるようにします。そして、Googleフォトにアップロードします。ちなみに、Googleフォトには、Macに保存してあるすべての写真、1997年からの約1万4千枚がすでにアップロード済みです。

Mac側ではJPEGに書き出した写真のうち、家族で共有する写真を、写真アプリに取り込みます。そこへiPhoneをつなぎ、iTunesを起動すれば、直近の1年分の写真が常に同期されます。

Macはリビングに置いてあり、そのスクリーンセーバーは、写真ライブラリになっているので、大きめのフォトフレームといった感じです。

Macには外付けハードディスクが付いており、Time Machineでバックアップを取っています。なので、現像後のJPEGは宅内のハードディスクと、クラウドのGoogleフォトの2か所にバックアップされることになります。

RAWデータは単一のハードディスクに保存しているだけですが、本当になくなって困るのは現像後の写真なので、あまり心配はしていません。

とはいえ、保護するに越したことはないので、今後は、バックアップ用のハードディスクを増設するとか、ミラーリング環境にしようとか考えています。


手術から1年です

2017年7月19日(水)

腕神経叢損傷に対する神経再建手術からちょうど1年経ったタイミングで検診があり、針筋電図検査を行ってきました。


上腕二頭筋はすでに波形が出ているので、今回は棘下筋を検査します。

棘下筋は肩甲骨に張り付いていて、肩の外旋をする筋肉だそうです。今はこれが働いていないので、肩が固定されずブラブラしてしまうとのことでした。棘下筋が働くようになれば、肩がブラブラしなくなり、「なんでやねん!」の動きも出来るようになるのだそうです。

検査の結果、まだ波形は認められませんでした。

リハビリや触診では、棘下筋に張りが感じられるというのですが、筋電図には現れません。全く振れないわけではありませんが、棘下筋が薄くなりすぎて、他の筋肉の波形を拾っている可能性が高いということでした。

3か月後に再検査の予約をしてきました。


手リハビリのスペシャリスト

2017年7月6日(木)

目白大学の矢崎潔先生という、手、肩(上肢)のリハビリのスペシャリストとして、作業療法業界でとても有名な先生に診てもらいました。


今月から再び、リハビリは、つくばセントラル病院ですることになったのですが、初回の今日は偶然にも、矢崎先生がお見えということで、ちょうど1年ぶりに診てもらうことができました。

そう、先生とは今日が初めてではありません。前回は、筑波大学で神経再建手術を受ける直前だったので、ちょうど1年前になります。

その時に深く感銘を受けたことをよく覚えています。

まるでグローブのように腫れている手の手根骨(手のひらの付け根のあたりの小さな骨の集まり)の一つ一つを即座に探し当てて、コキコキ動かされたのに、まず驚かされました。

そうした技術力もさることながら、人心掌握術に長けているというか、やる気を引き出すのが上手で、自然とモチベーションが上がるのです。

自分の前に診てもらっていたお婆さんも、最初は覇気もなく受け身だったのが、いつの間にか積極的になり、わずか数分で活力のある動作に変わったように見えました。

自分も初対面なのに、「バイクまた乗るんでしょう?」なんて直球を投げ込まれて、その一言でハートを鷲掴みにされました。こんなことを言う医療関係者はそれまでいなかったし、こんなこと言われるなんて微塵も考えたことがありませんでしたから。

1年ぶりの再会でも先生は自分のことをよく覚えていてくださり、たくさんポジティブな言葉をかけてもらいました。同じケガの患者さんに会ったときは、自分のことを思い出してくださったそうです。

そんな話をしながらも、見学の療法士さんたちには、色々な所見や施術をアドバイスしていらっしゃいました。

自分も、親指がもっと反れるようになりたいと伝えると、さっそく自主練の方法をアドバイスしてくださり、すぐに動きが良くなったのが実感できました。あとは、これが自然に動くなるようになるまで、毎日繰り返すことだそうです。

ケガをしていなければこんな機会もなかったのかと思うと、人生はまさしく塞翁が馬なんだと、しみじみ思いました。