晩秋の房総グルメ三昧

2015年11月21日(土)

2015年度のB-1グランプリで優勝を果たした勝浦タンタン麺ですが、勝手にお祝いするため勝浦まで出かけてきました。行ってみたらタンタン麺以外にも食欲の秋にふさわしいツーリングでした。


いつものメンバーで最初に向かったのは成田市にある「さくらの山公園」です。成田空港のすぐ近くにあり、飛行機の離陸が間近にみられる公園です。我々が到着したときには、もう多くのカメラマンが三脚を並べ、みなさんトランシーバーで何かを聞きながら飛行機が来るのを待ち構えています。また、イスとテーブル持参して、ピクニック気分で飛行機を眺めている家族連れなどが見られました。着陸が見られる「さくらの丘」側の沿道にもカメラマンが並んで撮影に臨んでいました。

成田空港から芝山はにわ道、蓮沼海岸を経由して九十九里有料道路(波乗り道路)に来ました。ところが、津波対策工事のため、片貝海岸から進入することができません。大原方面に行くには白里インターまで一般道を利用します。くわしくはこちらを参照してください。

ということで、白里インターから波乗り道路に乗り、気分よく一気に一宮海岸まで来ました。ここからも海岸線に沿って、大原・御宿と南下し、勝浦へとやってきました。短いトンネルをいくつか抜けると、眼下に勝浦の海が見えます。海岸沿いの駐車場はサーファーのクルマがたくさん停まっています。



海岸沿いにある、イタリアンダイニング・ラグタイムさんでバイクを停めます。こちらのお店、外観も内装やインテリアも、もちろんメニューもイタリアンなのですが、そう、海を眺めながら食事ができるとってもオシャレなダイニングバーもあるのに、勝浦タンタン麺も有名なんです。周りを見渡せば、ほぼ全員がタンタン麺を注文しています。自家製ラー油は結構辛めですが、コクのあるスープと玉ねぎ、細目の麺との組み合わせで、おいく頂けました。



次に八幡岬公園に向かいますが、バイパスを使わずに市街地を通っていきたいと思います。昔ながらの漁村の雰囲気がのこるこのあたりは、クルマで通るには道が狭いですが、バイクならではの機動力で漁港脇を抜けていきます。官軍塚、勝浦灯台を通り、八幡岬公園の駐車場に到着しました。

駐車場にバイクを停めて階段を上ると、太平洋がぐるっと見渡せる岬の突端に出ます。灯台の立っている絶壁も良いです。勝浦湾とバイパス道路の対比も良いです。今日のように穏やかで天気の良い日に来られてよかったと思います。



公園をでた我々は、いったん大原方面へもどり内陸を目指します。着いたのは万木城跡公園です。駐車場への坂道は狭い急坂で対面通行不可です。上り下りの交互通行ができるように信号が付いています。その狭い急坂をのぼると駐車場のさきに展望台があります。展望台に上ると房総の里山といった風景が一望できます。視界が良ければ富士山も見えるようですが、今日は見ることができませんでした。



さて、ツーリングの際には必ずお土産を買って帰る古橋さんですが、今回はお土産屋さんらしいところも見当たらないので、いすみ市の特産品になりつつある、チーズを買って帰ろうと思います。都合のよいことにここからすぐ近くに「チーズ工房よじゅえもん」さんという工房があるらしいので行ってみました。

着いてみると、看板がなれけばわからないような小さな工房でした。でもお客さんはひっきりなしにやってきます。こちらのチーズは、くせがなく食べやすいのが特徴だそうです。

お土産も買ったし、あとはまっすぐ帰るだけ。暗くなるのも早くなったし、急いで帰ろうとしていましたが、八街まで来たところで、古橋さんから、酒々井のアウトレットでポップコーンを買って帰ろうという案が出されたので、そうすることにしました。今年の初めにツーリングで買って帰ってからお気に入りのようです。

ということで、アウトレットでポップコーンを買って出てきたらもう辺りは真っ暗でしたが、圏央道が東関道とつながったため、ここから牛久までは高速を使ってあっという間に帰ることができました。



勝浦タンタン麺を食べに行こうと出発したツーリングですが、終わってみれば、手作りチーズやポップコーンのお土産付きというグルメ三昧の一日でした。

走行距離: 275.5Km

走行ルート: https://goo.gl/h9dsJI


ETC2.0とは

2015年11月17日(火)

最近、ETC2.0という単語を目にすることが増えましたが、いつも断片的な情報しかないので、自分なりにETC2.0とは何かまとめてみました。ただ私説私見の部分も多々あるので、軽く読み流す程度にしてください。


まず、ETCの登場以前にVICSがありました。VICSとはFM多重放送や光ビーコンを使って交通情報を提供するサービスです。利用するにはVICS対応のカーナビが必要です。せっかく普及してきたカーナビなので、もっと高度に利用しようということだったのでしょう。

FM多重放送では、隣接県との県境までの情報を受信することができます。 一般道では光ビーコンから30Km先の情報を受信できます。そしてVICSから受け取った交通情報をもとにカーナビが最適ルートを検索します。

ETCの登場はそのあとです。一応カーナビに接続して、音声案内や料金の表示などはできましたが、交通情報はVICSという別サービスで提供されており、通信方法も別々でした。ETC車載器単体で取り付けている車も多いと思います。

ところでETCがデビューした当初、お役所的には「イーテック」と読ませたかったらしいです。まったく普及しませんでしたが、、、

VICSがFM多重放送や光ビーコンを使っていたのに対して、ETCではDSRCという無線方式が採用されました。これはパソコンの無線LANと同じく、IEEEという国際規格で定められており、車同士の通信規格の一種です。VICSよりもはるかに高速で通信できます。

DSRCにも速度的に2種類の規格があって、ETCは1Mbpsという低速通信でスタートしました。それでもVICSに比べれば格段のスピードですが、DSRCは4Mbpsという高速通信も可能で、それを使えばVICSでは送れなかった大量のデータを送ることができます。

ということで登場したのがITSスポットサービスです。DSRCの高速通信を生かして、最大1000Kmの道路情報を送ることができます。逆に渋滞末尾までの残り距離などという詳細な情報や、リアルタイムで画像を送信したりすることもできます。DSRCなので当然、ETCも利用できます。一石二鳥どころではありません。

インフラ投資から考えてもDSRC一本に集約すべきと誰でも考えるはずです。なので、平成24年4月以降、VICSの新設はなくなったそうです。

ただいかんせん、ユーザーに対して現在のETC1.0+VICSをDSRCに置き換えさせるほどの訴求点がないのが現状ということです。 自分も3年前にカーナビを買うとき、オプションでETCを付けるかDSRCを付けるか考えましたが、そのときはDSRCのメリットが理解できなかったこともあり、ETC1.0+VICSという構成にしました。

DSRC(ITSスポットサービス)が普及しないもう一つの理由が、名前のややこしさです。色々な単語が並びますが、どれをとっても分かりにくいです。ましてや同じサービスをDSRCと呼んだり、ITSスポットサービスと呼んだりして、ユーザーは混乱するばかりだろうということで、名称を「ETC2.0」で統一するに至ったという次第だそうです。

ETC2.0基本サービスは以下の通りとのことです。


渋滞を避けるために一般道に下りて再び高速に乗った場合や、迂回ルートを使った場合の割引などが受けられる模様です。

詳しくは、国交省やETCのポータルサイトを参照してください。

前置きが長くなりましたが、ETC2.0を利用し、ETC2.0の恩恵を被るにはどうすれば良いか。


自分のように既にカーナビにETC1.0の車載器をつないでいる場合は、ETC2.0対応の車載器に買い替えなければなりません。カーナビがDSRCに対応していない場合は、残念ながらカーナビも買い替える必要があるかも知れません。どちらか分からない場合は、メーカーに問い合わせてみてください。ETC2.0対応車載器は、ITSスポット対応車載器と書かれているかもしれません。あるいはDSRC対応車載器と書かれているかもしれませんが、どれも同じです。

3年前、カーナビをつけるときは、DSRCのメリットもよく分からなかったし、こんなに早く移行期が来るとも思っていませんでした。たしか車載器もETC車載器より高かったと思います。でも今思えばDSRC車載器にしておけば良かったかもしれません。

車載器を交換するとき、ETC2.0としてセットアップしてもらいます。

すでにDSRC対応車載器を使っている場合も、改めてETC2.0として再セットアップしなければなりません。そうしないとETC2.0の恩恵は受けられません。

セットアップには当然費用がかかります。3000円程度が相場のようです。
そこで、ITSサービス高度化機構という団体では、「ETC2.0再セットアップサポートキャンペーン」を実施しており、先着10万人に最大2700円の助成をしてくれるそうです。

現在はカーナビをコンソールに利用する想定になっていますが、今後はスマホと連動できる車載器も登場するようです。もちろん単体で利用できる車載器も登場します。音声での案内になるので、利用できるサービスに制限がでるようですが、料金の優遇は受けれらるようです。

スマホや通信カーナビが自動車のコンソールとなる流れの中、首都圏における圏央道の開通や、普及期に入ったビッグデータ技術など、ETC2.0にとって追い風になることは間違いなく、次の段階として自動運転システムにつながっていくことも確かなのだと思います。

【参照サイト】



【文中の略語について】

  • ETC/Electronic Toll Collection System/電子料金収受システム
  • VICS/Vehicle Information and Communication System/道路交通情報通信システム
  • DSRC/Dedicated Short Range Communication/専用狭域通信
  • IEEE/Institute of Electrical and Electronic Engineers/(米国)電気電子技術者協会(が定めた規格)
  • ITS/Intelligent Transport Systems/高度道路交通システム


魅力度以外にも全国ワーストな件

2015年11月1日(日)

魅力度ランキングでワーストを更新している茨城県ですが、速度違反による死亡事故も全国ワーストだそうです。

以下、茨城新聞Web版から引用
【本県の速度違反死亡事故 全国ワースト、20代が5割超 】
今年9月末までの交通死亡事故のうち、最高速度違反の事故割合が全体の2割近くまで増加し、このうち20歳代の若者の事故が5割を超していることが31日までに、県警のまとめで分かった。速度違反の死亡事故18件は全国ワースト。県警は「スピードの出し過ぎは重大事故につながる」として、運転速度の抑制を呼び掛けている。 
県警交通企画課によると、死亡事故の第1当事者を違反別にみると、9月末までの死亡事故100件のうち、「脇見漫然」が26件で最も多く、最高速度が18件で続いた。脇見漫然の割合は全国平均とほぼ同じだが、最高速度は全国平均の5・9%に比べ3倍近くになっている。
最高速度違反を年齢別にみると、20歳代が10件(55・6%)で最多。30歳代と40歳代が各2件(11・1%)で続いた。20歳代の割合は、全国平均(30・7%)の1・8倍に達した。 
また、事故時に「危ない」と感じた瞬間の速度「危険認知速度」をみても、本県の平均は54・9キロと全国平均の44・9キロを10・0キロ上回る。80キロ超の人身事故に占める死亡事故の割合は78・6%に及び、51〜60キロの4・6%と比べ17倍にもなっている。 
県警は今後、最高速度違反の取り締まり強化をはじめ、安全運転を呼び掛ける「交通安全かわら版」やホームページを通した広報啓発などを実施、県民の事故防止に努めていく。 (黒崎哲夫)
記事へのリンクはこちら
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14463013096323